自動車を探す|僕と自動車保険の物語

将来のマイカーを探しに中古車屋さんをめぐる。

免許はとったものの運転できる車がない。それが最初の関門でした。親の乗っている車は大型のセダンなんだけど、父親が絶対に「お前には運転させない!」と頑として譲ってくれない。話を聞いたら、若者の事故率が冗談ではすまされないぐらい高いみたいで、「お前に運転させたら車が廃車になってしまう!」といって貸してくれないのだ。母親に相談したら、どうやら父親の友人が息子に車を貸したら事故を起こしてしまったらしく、その話を聞いているから頑ななのだそうだ。確かに気持ちはわかるけれども。 母親に頼み込んでみても母親も反対だからダメだって。母親の心配事は自動車保険の保険料が高くなるからだそう。なんでも今の保険は父親と母親が運転した場合に限るものみたいで、19歳の僕も乗れるようにすると数万円も値段が変わってくるのだそうだ。なるほど壁は高そうだ。

こうなったら自分でなんとかするしかない!そう思って自分の預金口座をみたら、貯金が28万円ある。自分の車、買えるかな。いや、買うしかない!新車は無理だから中古車でいいやつを見つけよう。 ということで、すでに自分の車をもっている友人に頼んで中古車屋さんをめぐることにしました。この友人「太郎」は家が近所でも評判のお金持ち。18歳で免許をとるや否や人気の軽自動車を買ってもらったのだ。100万円以上したらしい。同じ大学に通っているのに、どうしてこんなに境遇の差があるのか。車のお金も駐車場のお金も自動車保険のお金も全部親が払ってくれているのだそうだ、本当にうらやましい。母親にこの話をしたら、「よそはよそ、うちはうち」だそう。まあ、わがまま言ってはいけないよね。 沖縄の中部には中古車屋さんが立ち並ぶので有名な道がある。太郎にはそこに連れて行ってもらった。欲しい車はというと、黒いワゴン型の軽自動車なんだけど、予算がすくないからわがままは言えない。「動くということ」、「エアコンが効くこと」この2点が備わってればよしとした。車として動くのは当たり前なんだけど、沖縄だとエアコンがつかないのもかなりつらい。エアコンがついたとしても日差しに負けてなかなか車が冷えないのに、エアコンが動かなかったらそれこそ脱水症状で死んでしまうのではないかと思う。 そんな最低限の条件を中古車屋さんに伝えると、いくつかの車を見せてもらえる。でもほとんどが20万円とか30万円で、なかなか安い車に出会えない。いくつかのお店をめぐって出てきたのが15万円の車。でも諸々の手数料がかかると25万円になるのだそう。これを買ったら貯金は3万円、自動車保険の費用も残しておかないとだから難しいな。 そんなこんなでお店をいくつか回っているうちに日も傾き、とりあえず今日は買えることにした。最安値でも買えないなんて、と悲しみにくれていると太郎がアドバイスをくれた。「インターネットだともっと安いの見つかるかもよ」と。