マイカー誕生|僕と自動車保険の物語

自賠責保険などの費用を払ってマイカーが誕生。

数日して浦添の整備士の人を訪ねる日がやってきました。僕は1万円を握りしめて浦添へとバスで向かいました。整備士の方の会社は浦添市の住宅街の込み入ったところにあり、そこに到着するとすでにおじさんも来ていて、その横には僕の車が置いてありました。 「おーい」と手をふるおじさんに会釈をして、すぐに僕は駆け寄っていきました。「こちらが整備士の安仁屋さん」と紹介された先には28歳くらいのつなぎをきた精悍なお兄さんがいました。「どうぞ、よろしく」と差し出された手と握手をすると、お兄さんはにこっと笑ってくれました。 おじさんは仕事がある、ということで1万円を支払うと自分の車にのって仕事場に向かって行きました。整備士のお兄さんはこれからの陸運局での手続きについて説明をしてくれました。半分くらいは理解しましたが、半分くらいは判らずじまいでした。まあ、とりあえず大抵のことは整備士のお兄さんに任せて、自分は警察にいって車庫証明さえ取ればよいんだな、という程度の理解でした。整備士のお兄さんから出された見積もりは約9万円。 「なんて、高いんだ!」と声は出さないものの心で思ったところ、顔に出ていたのか整備士のお兄さんは「うちはほとんど利益をとってないんだよ」といってから詳細を説明してくれました。自動車の重量税や、自賠責保険料、検査手数料など様々な明細をみせてもらって僕も納得しました。

その時のことで特に印象に残っているのが沖縄の自賠責保険料と内地の自賠責保険料が全然異なるということ。沖縄の自賠責保険料は車検のときに支払う2年契約だと半額以下になるんだって。これは沖縄料率と呼ばれているみたいで、交通事故が少ない地域であるとか、経済的に貧しい地域であるとかの理由でこうなっているとのこと。保険としての機能はそのままなので、とてもありがたい。 さて、その日は整備士のお兄さんとは別れました。後日警察に言って車庫証明をとり、お兄さんに届けるとほどなくしてお兄さんから車検が終了したから車を取りに来いっていう連絡がありました。はやる気持ちを抑えながら向かうと、きれいに洗車された僕の車がそこにありました。「全部済んだから運転していってくれ」とキーを渡されると、僕は緊張しながらハンドルを握り家にかえりました。 もちろんこの時点では自動車保険に入ってないから運転も慎重に。ドキドキしながら数十分のドライブを満喫しました。